冷酷な彼は孤独な獣医

「そんな言い方しないでよ!!」


「いいから答えろ!!」


龍はあたしをにらみつける。



………なんでこんな風に責めるの?

あたし、凄く悪い事したみたいじゃん!!

ただ、龍の事が好きなだけなのに!!



あたしは龍の目を真っ直ぐに見て答えた。


「そうだよ!!あたしは龍の事が好きだよ!!」


「お前…」


龍は目を見開く。


もう止められなかった。

一旦口を開いたら、今までの想いが溢れ出した。



「涼太の事が好きだって言ってたけど、

そんな気持ちはとっくにない!!


龍を好きになっちゃいけないって思って、

だから必死で涼太の事を好きだって思い込もうとしてたの!!


あたしはずっと、龍の事が好きだった!!

今だって、龍の事が好きだよ!!


冷たい癖に優しくて、バカにする癖にいつもあたしを守ってくれる龍が、

好きで好きで泣きたくなるくらい好きなの!!


でも……この気持ちを伝えたら、

龍はあたしと一緒に居てくれなくなる。


だからあたしはずっと……」