冷酷な彼は孤独な獣医

あたしと加藤さんは、ベテラン看護師に指導されっぱなしだった。



なにこの状況!



午前中の診療時間が終わり、

あたしと加藤さんは、院内の清掃をしていた。


「それにしても加藤さん、気合入ってるよね!」


「えっ?そうですか?」


「そうじゃん!まるで指導係りって感じでさっ!」


「あっ!あっちの加藤さんかぁ。

あたしの事かと思った!」


加藤さんは苦笑いをする。


「そういえば、同じ苗字だもんね!

どうしよう?ややこしいから加藤さんの事、

結奈ちゃんって呼んでもいい?」


あたしがそう言うと、加藤さんは嬉しそうな笑顔をする。