冷酷な彼は孤独な獣医

「あぁー疲れたぁー」


するとそこに龍がきた。


「なんだお前、その格好。股を閉じろ!みっともない!」


「だって……疲れたんだもん」


龍は鼻で笑う。


「フッ、それにしてもお前も災難だったな。

自分のミスでもないのに、

薬を間違えた飼い主の所に頭を下げに行って、

挙句の果てに泥棒扱いされてアハハッ」


笑いながら話す龍に腹が立って、

椅子から立ち上がると龍をにらみつけた。


「なんで笑ってるの?

泥棒扱いしたのは龍でしょ?

あたし、龍に信じてもらえなくて、

凄くショックだったんだから!」