冷酷な彼は孤独な獣医

そして瑞樹さんと一緒に待合室へ行くと、

受付の前で桐島さんが作業をしていた。


「ちょうどいい」


瑞樹さんはそう呟くと、桐島さんに話し掛ける。


「ねぇ、龍の事呼んで来てくれない?」


「はい、少々お待ち下さい」


桐島さんは、受付を出ると龍を呼びに行く。


すると、瑞樹さんは小さく折られたカルテを、

桐島さんの後ろへ落とした。



えっ!そんなやり方?


桐島さんは、診察室のドアを開き龍を呼ぶ。


「先生」


龍が診察室から出てくると、

瑞樹さんは床に落としたカルテを指さす。