冷酷な彼は孤独な獣医

瑞樹さんは、カルテをテーブルに置く。


あたしはそのカルテを見た瞬間鳥肌が立った。


桐島さんが仕組んだ事だとは思っていても、

実際にその証拠を目の当たりにすると怖くなった。


「本当に、桐島さんが……」


呆然とするあたしに、瑞樹さんが笑顔で話す。


「もしも俺が、彼女と同じ事をしたとして、

このカルテをどう処分するかって考えた時、

病院のゴミ箱には絶対に捨てないし、

コンビニのゴミ箱に捨てるのだって不安だし、

家に持って帰って細かく刻んでから、

袋かなんかに入れて捨てるだろうなぁって思ったの!

彼女も同じ考えだったみたいアハハッ。

まったく龍も、そろそろカルテはパソコンで管理すればいいのにね!


あれ?理央ちゃんどうしたの?」