冷酷な彼は孤独な獣医

更衣室へ行くと、瑞樹さんは桐島さんのロッカーを開ける。


「ちょっと瑞樹さん!」


瑞樹さんは、桐島さんのバッグをテーブルの上に置くと、

顔の前に手を合わせ2回手を叩く。


パンパン


「あります様に!」


そして勢いよく、桐島さんのバッグを開ける。


「ちょっと!何してるの!?」


すると瑞樹さんは、バッグの中から小さく折られた紙を1枚取り出すと、

それを広げる。


「みーつけたっ!」


瑞樹さんは得意気な顔であたしを見る。


「それってもしかして!」


「そう!カルテ!」