冷酷な彼は孤独な獣医

桐島さんは、龍の腕から離れ入院室へ行く。


そしてあたしは龍に話す。


「龍!あたし、本当にお金なんて盗んでないし、

それにミスだってする筈ないの!

何度も確認したし…」


あたしが話していると病院のドアが開く音が聞こえ、

そこには瑞樹さんの姿。


「お取り込み中悪いんだけど、

出前の皿もらえるかな?


それと、桐島っていう看護師さん居る?」


龍は不機嫌そうに話す。


「あいつになんの用だ?

今、入院動物の様子を診に行ってる」


「そうっ!それはチャンス!ねぇ、理央ちゃん?」


瑞樹さんは笑顔であたしを見る。