冷酷な彼は孤独な獣医

あたしは龍に連れられ病院へ戻った。


病院へ入ると、龍はあたしの腕を離す。


そして真顔で話し始めた。


「いくら必要だ?」


「えっ……」


「あの男に、いくら金を貸せばいいんだ?」


「………わからない。いくらとか言われてないから。

っていうか……なに?」


あたしは、龍がなにを言いたいのかがわからず戸惑っていると、

龍は冷たい目つきになる。


「俺がお前に金をやるから、その金持ってあの男の所に戻れ」


「………えっ」