冷酷な彼は孤独な獣医

すると龍は、座敷を覗く。


あたしは龍に背中を向けると、

龍が座敷に上がってくる。


そして、あたしの腕を掴み、

強引にその場に立たせる。


「痛いよ!」


「いいから来い!」


龍は真顔で言う。


「放してよ!」


「さっさと来い!」


龍はあたしの腕を引っ張る。


すると、瑞樹さんが龍に言う。


「なんだ龍?ウチに来るんだったら、

昨日の出前の皿を持って来てくれれば良かったのに!」



今、それ言う?


「はぁ?お前、出前料金とってるだろ!

後で取りに来い!」


普通に答えるんだ……