冷酷な彼は孤独な獣医

瑞樹さんが話していると、

店の戸が開く音が聞こえて来た。


ガラガラガラ


あたしはテーブルから顔を上げ瑞樹さんに聞く。


「お客さん?」


「それはないよ、もう3時だし」


すると声が聞こえてきた。


「瑞樹!ウチの泥棒猫はきてないか?」


それは龍の声で……


あたしと瑞樹さんは目を合わせる。


瑞樹さんは立ち上がり、座敷を出ると龍に話す。


「泥棒猫はきてないけど、

理央ちゃんっていう可愛い女の子はきてるよ!」