冷酷な彼は孤独な獣医

「でも……最近ずっと、桐島さんあたしに優しくて…」


「それは、この日の為に準備してたんだよ!

ずっと理央ちゃんに意地悪ばっかりしてたら、

彼女の仕業だってバレかねないからね!」


あたしはため息を付いた。


「はぁ……あたし、絶対にミスしないように、

何度も確認してたのにミスするから、

自分が怖かったんだ。


でも、桐島さんが仕組んでたんだ………」


あたしは今までの自分がおかしたミスを思い出した。


輸液を間違えたのだって、

桐島さんがすり替える事は簡単だし、

それに必ず確認をする龍が、

間違った輸液を動物に使う事はない。