冷酷な彼は孤独な獣医

「えっ?自作自演?」


「嘘でしょ?もしかして気が付いていなかったの?」


あたしは首を縦に振った。


瑞樹さんは、困った顔であたしを見る。


「たぶん、理央ちゃんのミスだって、

全部彼女が仕組んだんじゃない?」


「えぇーっ!!」


「理央ちゃんが立て続けにミスをすれば、

龍が理央ちゃんを辞めさせると思ったんじゃない?

しかも、同僚の財布からお金を抜いたとなれば、

もう病院に居る事はできなくなるし、

龍だってそんな子と一緒に暮らしてはいけないでしょ」