冷酷な彼は孤独な獣医

あたしは瑞樹さんに、お金を盗んだと疑われている事や、

昨日から仕事でミスばかりしている事を話した。



瑞樹さんは、真剣な顔で話を聞く。


そしてあたしが話し終わると、

瑞樹さんはあたしの顔を覗き込む。


「そっかぁ……それで?盗んだの?」


「えっ?」


あたしは瑞樹さんをにらんだ。


すると瑞樹さんは、笑いながら話す。


「アハハッ冗談だよ!

俺は、理央ちゃんを疑ったりしないよ」


瑞樹さんは、軽くあたしの頭を撫でる。


「瑞樹さんだってあたしを疑ったりしないのに、

毎日一緒に居る龍があたしを疑うんだもん。

………ショックだよ」