冷酷な彼は孤独な獣医

「どうしたの理央ちゃん?あれ?泣いてる?

龍にイジメられたとか?」


「………」


あたしが黙っていると、瑞樹さんはあたしの肩に手を回す。


「とりあえず、店に入りなよ」


瑞樹さんに言われるがまま店に入ると、

瑞樹さんはあたしを座敷に通す。


「今日はちょっと忙しくて、

まだカウンター片付いてないんだ。

ちょうど今龍の所に、昨日出前した食器を取りに行こうと思って店を出たら、

理央ちゃんが猛ダッシュで通り過ぎて行くんだもん!

ビックリしたよ!


ねぇ、なにがあったの?」