冷酷な彼は孤独な獣医

家に着きインターフォンを鳴らすと、

飼い主の女性が笑顔で出てくる。


「わざわざすみません」


意外な言葉に驚きながら、

あたしは深々と頭を下げた。


「ごめんなさい!本当に、大変な間違いをしてしまっ…」


あたしが話している途中で、女性は話す。


「藤崎さん?で、いいんだよね?」


「はい…」


「あなたの事、いい子だなぁーと思って見ていたんですよっ。

これからも頑張って下さいねっ」


「えっ…」


思ってもみなかった優しい言葉に、

いっぱいいっぱいだっだ気持ちが解放され、

あたしは泣き出してしまった。