冷酷な彼は孤独な獣医

すると、最近ずっと優しかった桐島さんが、

とうとう怒り出す。


「確認したって言ってますけど、

あなたはカルテに書いてある薬と違う薬を渡したんです!

確認していないのと一緒じゃないですか!」


「でも……本当に何度も……」


すると龍が口を開く。


「言い訳をするな」


「…………」


あたしはなにも言えず下を向いた。


桐島さんは、龍に助けを求める様に話す。



「先生……私、これ以上藤崎さんをフォローするのは無理です。

昨日から藤崎さんがミスをしていないか、

いろいろ確認していましたが、

さすがに限界があります。


先生……藤崎さんにこの仕事は不向きなんじゃな…」


「ちょっと黙ってろ」