冷酷な彼は孤独な獣医

「お金貸して欲しいんだ」


「えっ?」


「わかってる!返してもないのに貸してなんておかしいけど、

本当……困ってて………」


涼太はうつむく。


でも、あたしにお金なんてない。


「ごめん、あたしお金持ってないんだ。

まだ給料もらえてなくて……」


「そうなんだ。ごめん理央にこんな事頼んで。

今のは忘れて!」


「あぁ……」


涼太はあたしの頭の上に軽く手を乗せると笑顔で話す。


「なんとかするから!大丈夫!」


そう言って涼太は帰って行った。