冷酷な彼は孤独な獣医

料理をしている龍が、バカにした様にあたしを笑う。


「ハハッまったくお前は中途半端なヤツだなぁ」


「なによそれ」


「別に、親の反対を押し切ったから、

上手くいかなかった訳じゃない。

お前が、自分の意思を最後まで貫かなかっただけだ。


お前がそういうヤツだって事を、親はわかってるんだよ。


だから反対されるんだ。


つまり、信用がないんだよ」


龍は、テーブルの上に料理を並べる。


「龍の言う通りだよ……」


言い返す言葉がなかった。