冷酷な彼は孤独な獣医

それから10分くらいで龍が来た。


車に乗ると、龍が最初に話す。


「どうして入院したんだ?」


「盲腸だって。おととい手術したんだって」


「そうか。お前の事が心配で、

入院した事を口実にお前を呼び出したんだろ?」


「それがさぁ……あっ!ちょっとあたしの家に寄ってくれない?

夏服取りに行きたいんだ!」


「あぁ」


龍に家の場所を説明し、あたしは久しぶりに自分の家に行った。


「此処で待ってて!」


家に入り部屋へ行くと、

急いでトートバッグに服を詰めた。