冷酷な彼は孤独な獣医

「じゃあ、連れて来なさい!

もしも、いい加減な人だったら、

これ以上その彼と同棲する事は許さないから!」


「えっ……」


「わかった?」


「わかったよ……」


今更、涼太と別れたとは言えず、

あたしはこう言うしかなかった。




どうするの!あたし!



病院を出ると龍に電話を掛けた。


さっきまでとは違う焦りがあたしを襲う。


「もしもし龍!大変な事になった!」


「どうした!!」


龍は、凄く心配した様子で聞く。


「あぁ…ごめん。そうじゃなくて、ママは大丈夫だったんだけど……」


「あぁ?」


「ある意味大変っていうか………あたしが」


「とりあえず迎えに行けばいいのか?」


「お願いします……」