冷酷な彼は孤独な獣医

「そうだったんだ……」


あたしはベッドの脇の椅子に座る。


母はあたしの顔を見ると、少し厳しい顔で話す。


「理央、同棲中の彼とはうまくいってるの?」


母の急な質問に、あたしは少し焦った。


「えっ?当たり前でしょ!」


あたしはとっさに嘘を付いた。


「そう。理央の事だから、どうせすぐに「駄目だった」なんて言って戻って来ると思ったんだけどね」


母の言葉に少し頭に来たあたしは、

強気な発言をしてしまう。


「そんな適当な気持ちで彼氏と同棲するって言った訳じゃない!!

だから、パパとママの反対を押し切って家を出たの!!

もう二度と家に戻らない覚悟で!!」