冷酷な彼は孤独な獣医

龍は、キリの頭を撫でながら話す。


「コイツは1年半前、俺がこの病院を開業して間もなくの頃、

病院の前に置き去りにされてた犬だ」


「えっ?」


次に龍は、チップの頭を撫でる。


「コイツは、お前が此処に来る5日前に、

病院の前に置き去りにされていた」


「チップも?えっ?その頃にはお腹に赤ちゃんが居たって事?」


「あぁ」


「そんなぁ……どうして飼い主さんは、この子達を…」


「気が変わったのさ」