冷酷な彼は孤独な獣医

その音にボスが反応する。


「龍、ボスが驚いてるよ」


あたしがそう言うと、龍はボスの前にしゃがみ頭を撫でる。


「悪かったなボス」


龍は立ち上がるとキッチンへ行き、

冷蔵庫からワインを取り出すと、

いつもより多めにグラスに注ぐ。


そして、キッチンの前に立ったままそれを飲み干した。


龍は、全然いつも通りなんかじゃなかった。


「龍?そんなに一気に飲んで大丈夫?」


「あぁ、喉が渇いてたからな」


龍はワインを持って、ソファーに座る。