冷酷な彼は孤独な獣医

きっと今頃、美紀さんは龍に自分の気持ちを話しているのかもしれない。


瑞樹さんは、龍が美紀さんを受け入れる事はないと言っていた。



でも………そんな事は龍にしかわからない。


あたしは不安と憂鬱を抱え、

龍が戻って来るのを待った。



それからしばらくすると、龍が部屋に戻ってきた。


龍はいつもと変わらない様子で、

椅子に座ると書き物を始める。


あたしは龍になにも聞けずに黙っていると、

龍は突然音を立ててノートを閉じる。