冷酷な彼は孤独な獣医

起きている時の龍は、キツイ事ばかり言って厳しい顔ばかりして、

どこか近寄りがたくて、凄く冷たい所があって……

それなのに、寝顔はとても穏やかで。


あたしはそんな龍の腕にそっと触れた。


少しでいいから、龍に触れたくて……



でも龍は、寝返りを打ってあたしに背中を向けた。


避けられたみたいで悲しかった。

龍は無意識だけど、でも無意識だからこそ悲しかったんだ。



本当はもう、気が付いているんだ。


自分の気持ちに。


あたしは龍の事が………


好きなんだ。


でも、そんなの勘違いだって思おうとして………


あたしは涼太の事が好きなんだって思い込もうとして………