冷酷な彼は孤独な獣医

入院中もマコちゃんは発作を起こし、

初めて見た時、あたしは泣いてしまった。



「マコちゃん!」


渡辺さんの腕の中で、マコちゃんはまったく動かず、

あたしは龍を呼んだ。


「龍!マコちゃんが!」


すると龍と桐島さんが駆けつける。


龍は、マコちゃんを渡辺さんの腕の中からそっと抱き上げると、

診察室へ連れて行く。



あたし達は全員、龍の後ろを付いて行った。