冷酷な彼は孤独な獣医

「お疲れ様」


「じゃあ、お昼行ってきます」


「はい」


桐島さんは病院を出て行き、あたしと龍は2人きりになった。



「あの女マジムカつく!」


あたしがそう言って、桐島さんが出て行ったドアをにらみつけると龍が真顔で話す。


「お前嫉妬してるのか?」


「はあ?」


「無能な人間は有能な人間に嫉妬して、

有能な人間を有能と認める事が出来ず、

しかも自分の無能さをも認める事が出来ず、

結果理不尽に有能な人間を嫌う傾向にあるからな」