冷酷な彼は孤独な獣医

龍はワインを冷蔵庫に入れる。


「なによ!………ねぇ龍?」


「あぁ?」


「桐島さん、そのワイン龍と一緒に飲もうと思ってたんじゃない?」


「たぶんなっ」


「んっ…。


桐島さん、龍に気があるんだよ!」


「それはないだろ」


「鈍感かよ!ねぇ……」


「あぁ?」


「もしもそうだったらどうする?」


「下らない質問するな」


龍はそれ以上なにも言わせないオーラを出す。


こんな時、龍になにかを話しても龍はあたしを無視するんだ。


そしてあたしは少し寂しい気持ちになる。


だからもう、なにも言わないよ。