冷酷な彼は孤独な獣医

「何でも持ってる……

でも龍は、人を好きになる気持ちを…」


「それは、アイツが自分みずから捨てたんだよ。

誰かに奪われた訳じゃない」


「…………」


あたしは、何も言えず下を向いた。


すると突然、店の戸が開く音が聞こえて来た。



ガラガラガラ


その音に振り返ると、そこには龍の姿。


「龍!」


あたしは驚いた顔で龍を見ると、龍は不思議そうな顔をする。


「なんだ捨て猫?そんなに驚く事ないだろ?」


すると瑞樹さんが笑いながら話す。