冷酷な彼は孤独な獣医

「そうなんだ……」


「でも龍の兄貴は、両親に目を向けてもらえる様になったくらいでは気が済まなかったんだと思う。


龍の兄貴と俺は一緒なのかもしれない。


龍と居ると劣等感に襲われて、

龍の事が憎くなってきて………


だから、龍の兄貴は龍から美紀を奪ったのさ」



「そんな……酷いよ………」


「そうかな?」


「えっ?」


「俺には、龍の兄貴の気持ちわかるよ。

何でも持ってるアイツから、何かを奪いたい気持ち」