冷酷な彼は孤独な獣医

「さぁ?もうわからなくなった」


「そっ……か」


少しの間沈黙となり、瑞樹さんが突然笑い出す。


「アハハハッ」


「…………?」


そしてあたしの顔を見る。


「やっぱ、嫌いだなっ!」


「あぁ……」


「俺のこの顔の傷、龍のせいなんだ」


「えっ?」


「正確には自分のせいなんだけど、

高校2年の時、龍が3年のヤンキー達に学校帰りに絡まれていて、

まぁ、龍は昔からあの調子だったから、

そいつら無視して帰ろうとしてさ、

そうしたらヤンキーの1人が龍の肩掴んで、

突然龍の事を殴ったんだ」