冷酷な彼は孤独な獣医

あたしは瑞樹さんの顔が見れず、

目の前のオレンジジュースを見つめながら話した。



「友達かっ、龍は俺の事どう思ってるんだろう?

俺にとって龍は、消えて欲しい存在……だったんだ」


瑞樹さんの顔を見ると、瑞樹さんは真顔で……


「消えて欲しい存在………?」


あたしがそう呟くと、瑞樹さんはいつもの笑顔で話す。


「インフェリオリティーコンプレックス!」


「ん?」


「劣等感。俺は龍に何一つ勝てないんだ。

龍とは高校で一緒になったんだけど、

あの頃から龍はモテてて、見た目もいいし成績だって常にトップだったんだ」