冷酷な彼は孤独な獣医

「そっか。じゃあ少し待っててね!」


「うん」


瑞樹さんは料理を始め、

あたしはその間、本屋で買ってきた本を読んでいた。


「それ、なんの本?」


瑞樹さんは料理をしながら話す。


「ペットのしつけの本!

最近、飼い主さんにペットのしつけの事で相談される事があって。

でもあたし、一回もペット飼った事なくて」


「それで勉強しようと思ってその本を買った訳ね!

偉いね理央ちゃん!」


「そんな事ないよ!っていうかそもそも、あの不愛想獣医が悪いんだよ!

みんな、「先生には聞きづらくて」って言って、それであたしに聞いて来るの」