冷酷な彼は孤独な獣医

女の人は、瑞樹さんになにかを話すと、

あたしの顔を見る事なく帰って行った。


「早く理央ちゃん、中に入りなよ!」


「あっ……うん」


店に入ると、瑞樹さんはカウンターの前に立つ。


「座って!」


「うん……なんかごめん」


すると瑞樹さんは笑いながら話す。


「アハハハッこちらこそ、驚かせちゃったねっ。

じゃあ、ニンジンとトマト抜きでなにか作るよ!

所で龍は?」


「あっ、どこかに出掛けたみたい。

お昼は瑞樹さんの所で食べろって言われて」