冷酷な彼は孤独な獣医

獣医は500円を受け取ると顔をしかめる。


「はぁ?500円?」


「だって、それしか持ってないんだもん」


あたしは獣医に財布の中を見せた。



すると彼は、飽きれた様な顔で話す。



「まったく、無力なうえに貧乏って………

まぁ、貧乏な時点で無力だけどな!ハハッ」



そう言ってバカにした様に笑う。



「何とでも言えば!逆に言えば、

失うものが何もないあたしは、無敵なんだよーだ!」