冷酷な彼は孤独な獣医

「ボス~寂しいよ~」


ボスの背中に顔をうずめると、

龍があたしに言う。



「本格的に帰る所がなくなったヤツが、

ホームシックにでもかかったか?」


その言葉に顔を上げると、龍は薄ら笑いを浮かべている。


「なによ意地悪!


あぁ~仕事探さなきゃ!

いつまでも此処には居れないし………

ねぇ龍?仕事見つけてアパート借りられるくらいお金貯まるまで此処に居てもいい?」


「…………」


龍は、なにも言わずキッチンの方へ歩いて行く。