冷酷な彼は孤独な獣医

今までの事を思い出す度にあふれ出す涙は、

一度流したら止めどなく流れ、

次第にあたしの呼吸は乱れる。


そんな中、龍が口を開く。



「まったくお前は………まるで捨て猫だな」


そう言って、龍はあたしの隣に座る。


あたしは龍をにらみ付けた。


「なによこんな時に!

人が泣いてる時にそんな言いか…」


「好きなだけ泣け」




……………龍?




龍はあたしを優しく抱きしめた。