冷酷な彼は孤独な獣医

明日香を怒鳴り付け、

胸ぐらを掴もうとした瞬間、

その手は突然奪われる。


「やめとけ」


振り返ると、

そこには龍の姿。


「放してよ!!」


手を振りほどこうとするあたしに、

龍は冷静な口調で話す。



「理央、お前みたいないい女が、

こんな猥雑な女に腹を立てる必要もなければ、

低劣な男と関わる必要もない。

行くぞっ」


龍はあたしの手を握る。




龍………?


今、理央って言った?


それにいい女って………