冷酷な彼は孤独な獣医

「まったくお前は、無力で貧乏でバカな癖に、

そのうえ酒乱でしかも二日酔いか!

本当手がつけられないヤツだな!」


「なによ酒乱て!あたし別に龍に………

なんか言った?」


首を横に傾けるあたしに、

龍はため息を付く。


「はぁ……覚えてないのか?」


「…………うん。っていうか、あたしにお酒飲ませ過ぎなんだよ!」


「はぁ?お前、途中から自分で勝手に注いで飲んでただろ!」


「えっ?」


「俺が何度止めても、お前まったく言う事聞かなかっただろ!

まぁいい!とりあえず、その二日酔いが醒めるまで寝てろ!」


龍はあたしの全身に雑に布団を掛けると部屋を出て行った。



そしてあたしはすぐに眠った。