冷酷な彼は孤独な獣医

「うわっ!変態!服着てよ!」


思わずそう言うと、龍があたしをにらむ。


「あぁ?誰が変態だ!」



龍はあたしに背中を向け、

バスタオルで髪の毛を拭く。



髪の毛を拭いているだけなのに、

はっきりと出る背中と腕の筋肉が男らしく、

長い髪を掻き上げる仕草には色気があって、

あたしは龍に見とれてしまう。





すると、急に龍が振り返る。


そしてあたしを見るなり、冷たい口調で話す。



「口閉じろ!アホウ!」


「あっ………」



あたしは急いで口を閉じた。