冷酷な彼は孤独な獣医

すると、獣医はすぐにドアを開けあたしの腕を掴むと、

病院の中へ引っ張る。



「うるさい」


「だって………ねぇ、この子の足治してあげてよ!

治療費は……必ず払うから………」


あたしがそう言うと、彼は無言であたしの腕から犬を抱き上げ

そして診察室へと入って行った。





なによ!!最初っからそうしてくればいいのに!!




あたしは、待合室の椅子に座ると辺りを見渡す。