お母さんが傘をクルクル回しながら、ぶらぶら歩いて行く。

「待って」


私は慌てて、クーラーボックスを担いだ。

重い!

「待って…」


足が動かない。


重い…

やっぱり釣り過ぎたのかな…


「お母さん!」