「てか、合鍵渡しただろ? 入ってれば良かったのに。」 「うん。」 急いで部屋を温めるも、 郁美はボケーっとつったっている。 郁美の赤い頬に触れてみると、 とても冷たかった。 「…どうした?」 郁美はぎゅーっと俺に抱きついて、 頭をすりすりなすりつける。