「ほら、寝ろ」 「春斗は……?ここにいてくれる…?」 私は、昔熱を出したとき、パパもママも、誰も家にいなくて、一人ぼっちで寂しかったのを思い出してしまった。 「あぁ。ずっとここにいてやるから。安心して寝ろ」 春斗は、私の手を優しく握った。 それだけで、とても安心した。