「春斗…大好き……」








目に涙をためて、里桜は言った。










「…俺も」










どちらからとなく、唇が重なる。







それも、何度も何度も。









俺たちは付き合ってから、もう半年以上経つのに、ただ触れるだけのキスまでしかしてこなかった。









でも…今日は、少し大人の深いキスをした。









里桜。





大好きだ。







どんなに強く抱きしめたって、何回キスをしたって、まだまだ里桜が足りなくて。






もっともっと、里桜が欲しくて。








「俺…里桜のことなんでこんなに好きなんだろうな」








唇が離れてから、俺は言った。







すると、里桜は顔を赤く染めて、






「そんなこと言わないでよ。余計好きになっちゃうじゃん…」











その言葉を聞いて、俺も顔が熱くなったのがわかった。







里桜には、敵わねぇ。