そして、数日後…。






退院することになった私は、早く葵と夏生に会いたくて、急いで家に戻ってきた。







「葵!夏生!」








家に着くと、私は真っ先に2人を抱きしめた。







「…ごめんね、二人とも。ママ…もっとしっかりしなきゃね…」











愛しい我が子たちは、私の腕の中できゃっきゃと笑っている。









この子達を置いて行くなんて、私は何を考えていたんだろう。









私の使命は、この子達を立派な人に育てること。








だから、私は負けない。








誰に何を言われたって、もう絶対に負けないよ。










春斗、見ててね。








そして、葵と夏生が大人になって、それぞれ結婚して…幸せになった頃、また逢おうね。







遠い遠い、遠距離恋愛。







だけど、私は君をずっと想ってる。









「葵、夏生……春斗。みんな、大好きだよ」







君に、届いてるかな?











END