海斗さんの家を出て新しい家に行った。 家に帰ると、お母さんが 「勝手に決めてごめんなさいね」 と、泣きそうな顔で謝ってきた。 私も少し言い過ぎたと思う。 「私もごめんなさい。 少しいいすぎた。 だから、同居することにする。」 「ホントに?」 「うん。」 だって明日から愛蘭ちゃんが 来るんでしょ? なら大丈夫。 怖くなったら呼べばいいし、 白兎さんそんな怖そうな人でもない。 そうして私の同居生活は始まった。