朝ごはんを食べ終え、全身鏡の前に立つ。 時間はまだまだたくさんある。 私はあるモノを取り出した。 黒いフレームで縁どられた、大きめの瓶底メガネ。 私の手にはそれが握られている。 もちろん、度は入っていない。 目は悪くない。むしろ良いほう。 わざわざこんなものを用意したのには理由がある。