部屋の奥からは、胃を刺激するようないい匂い。 だがそれとは裏腹に心は鉛のように重かった。 「…。」 いつまでも突っ立ているわけにはいかない。 ―ザッ!! 私は襖を開けた。 「おはよう…」 「…。」 「…。」 「…。」