どうせ愛されないのなら、 どうせ社家の娘として認めてもらえないなら… この極道一家よりも、大きな組織を作って見返してやる。 そして、いつか絶対… 「こんなとこ、潰してやる…!!」 背中を向けていた律子の瞳が、大きく見開く。 だがすぐに、再び歩き出した。 その背中を強く睨みつけながら… 私は拳を、強く握り締めた。